青梅市は、青梅東部の市街化調整区域など未整備地区について土地利用策を模索している。十一年度には青梅東部東端地区で広域的調査や基本計画策定等を予定、土地利用の方向性を探る見込み。
同東端地区の検討は、市の実施計画(十~十二年度)に新たに盛り込んだもので、事業完了した新町土地区画整理区域と瑞穂町に挟まれた地区を対象とする(具体的な対象範囲は未定)。行政区域が複雑に入り組んでいることに加えて国有地や農業振興地域が点在、市街地整備が困難なため未整備地区として残されている。市では、瑞穂町や東京都などと協議を進めるなどして勉強に努め、将来的には区画整理などへの事業に持ち込みたいとしている。同実施計画の中では、調査費等一、〇九〇万円を想定。
青梅市東部の調整区域では、このほかにも圏央道周辺にあたる今井地区土地区画整理事業が計画されてきたが、現段階では検討作業が停滞している。