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塩尻市建設業協会

塩尻市建協/高出に防災倉庫寄贈/防災意識の浸透へ一役

2011/09/02 長野建設新聞

 塩尻市建設業協会(清澤由幸会長)は防災の日を迎えた1日、高出地区へ防災緊急資材倉庫を寄贈するとして、引渡し式を同地区センターで開催した。清澤会長は、6月に代人会が実施した緊急時土のうの補完作業なども通じ、住民の災害に対する意識の広がりを感じているとして、「こういった活動により市民が災害に関心を持ち、防災意識が高まれば」とあいさつのなかで語った。

 同協会は、設立50周年を迎えた2009年度に「災害に強いまちづくり事業」を創設。防災体制の強化に資することを目的に、災害復旧に必要な発電機や投光機、大ハンマー、チェンソーなど、12品目にわたる最低限の資機材を装備した倉庫の寄贈を、市内10地区に対して行う活動をスタートさせた。今回の高出地区が5カ所目となり、JRの中古コンテナを改良した倉庫(高さ2.5m、幅2.45m、長さ3.72m)が、同センター西側に設置された。

 高出地区の武田義徳区長会長は「寄贈された倉庫は、住民が安全・安心して暮らしていくうえでのバックボーン。今後は、計画的に補充などを行っていきたい」と、念願だった倉庫の寄贈に満面の笑みで感謝を述べた。

【写真:①発電機や投光機をはじめ、大ハンマー、チェンソー、一輪車、ツルハシ、スコップなどが揃えられた倉庫内部②資材倉庫の前で、武田区長会長(左)にチェンソーを手渡す清澤会長】


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