新潟市は、中央区にある5つのホテルを「津波避難ビル」に指定し、緊急時の避難場所とするため5日に協定調印式を執り行った。津波が発生または発生するおそれがある場合、高層の建物を避難ビルとして利用できるよう「津波時における一時避難施設としての使用に関する協定」を結んだもの。
あわせて市内の公共施設13カ所を津波避難場所に指定した。各ホテルは地震に伴う津波警報が出た場合、施設内に避難者を受け入れる。合計で最大4000人の受け入れが可能な見込みだ。
今回、「津波避難ビル」に指定されたのは、▽ANAクラウンプラザホテル新潟(収容可能見込数1100人)▽スーパーホテル新潟(同200人)▽ドーミーイン新潟(同640人)▽ニイガタ和光ホテル(500人)▽万代島ビル(ホテル日航新潟。同1560人)―。
また、津波避難場所には次の小・中学校、高校が指定された。
◆北区=▽松浜小学校(収容可能見込数3600人)▽松浜中学校(同2500人)
◆東区=▽山の下小学校(同2400人)▽桃山小学校(同2800人)▽山の下中学校(同3200人)
◆中央区=▽白山小学校(同2000人)▽入舟小学校(同3000人)▽豊照小学校(同2000人)▽万代長嶺小学校(同2600人)▽南万代小学校(同2600人)▽宮浦中学校(同3400人)▽明鏡高校(同2600人)▽万代高校(同6700人)
市では今後、マンション等でも指定箇所を増やす意向だ。
【写真=看板も設置された】