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本牧ふ頭再編整備/構想素案検討に着手

2011/09/15 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市港湾局はこのほど、本牧ふ頭の再編整備に向け、構想素案検討に着手した。中央コンサルタンツ㈱に業務委託しながら進めているもので、平成九年度の港湾計画に示されている、BC突堤バースの延伸、CD突堤間基部の埋め立てや、背後やふ頭内道路の整備に向け、行うための課題などの抽出していく。

 本牧ふ頭は、昭和三十八年に埋め立てを開始し、昭和四十五年に供用したふ頭で、A、B、C、Dの四つの突堤からなる。十七年には、コンテナ船の大型化に対応するため、B、C突堤間の埋め立てを行い、BCターミナルが供用し、現在は二八七・七㌶の広さとなっている。横浜港の公共、公社の全ふ頭の取り扱いコンテナ個数の約六割、貨物量で四割を占めるなど、横浜港最大のふ頭となっている。

 再編整備は、ふ頭の一体運用の実現を図るため、平成九年の港湾計画で位置付けられているBC突堤のバース延伸(約三一〇㍍)や、CD突堤間の基部の埋め立て(約七・五㌶)、その背後を走る計画の道路の整備等を行うもの。

今年度は構想策定に向け、前記の整備により影響がでると予想される既存の上屋や倉庫の取り扱いなどについて年度内をかけ、考えていく。港湾局では、結果を基に次年度以降、さらに検討を深化させていきたいとしている。




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