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千葉県県土整備部

幕張DEブロックの民活導入調査プロポ/24日まで企画提案書、来月下旬に特定

2011/10/12 日刊建設タイムズ

 県県土整備部公園緑地課は11日、「幕張海浜公園DEブロック民間活力導入検討調査委託」のプロポーザルを公告した。幕張海浜公園海側地区のD・Eブロック約26haについて、立地条件や利用者ニーズを踏まえて整備面及び管理運営面に民間活力を導入するための条件を整理し、公園活性化を図るための方向性と実現手法等を検討する。契約の履行期限は2012年3月25日。委託料の上限は420万円。

 企画提案書に関する説明書の入手期間は10月11日~24日。企画提案書は10月24日までに県県土整備部都市整備局公園緑地課緑化推進室まで提出する。資格要件は県の物品等入札参加業者適格者名簿(委託)に登載されていること、など。企画提案書の提出者の中から面接を行い、業者を特定する。面接は10月25日~11月21日の期間で実施する。

 委託業務の主な内容は、①立地環境及び将来予測に関する調査②民間事業者の参画事例に関する調査③利用者ニーズに関する調査④民間活力を導入するための具体的な条件整理及び提案、など。面接では、業務の理解度・適確性・創造性等、取り組み姿勢、コミュニケーション力を評価し決定する。

 同公園の所在地は千葉市美浜区美浜地先。公園の全体面積は71.9haで、このうちD・Eブロックは海側の約26ha。同公園は1981年11月20日に都市計画決定し、これまでに千葉市の設置した千葉マリンスタジアムや芝生広場、噴水、日本庭園、茶室、駐車場、など約68.4haが供用している。

 D・Eブロックについては、魅力的で賑わいのある公園とするため、06年度に「幕張海浜公園(海側)研究会」を立ち上げ活性化策を検討し、07年度に民間事業者の活力を利用した整備・管理運営の方策が示された。県は当初、08年度にコンペ方式による事業者募集を予定していた。しかし、企業庁が拡大・文教地区の計画見直しに着手したため、幕張新都心全体の将来像を考えて進める必要があると判断し、具体的な整備の検討への着手を保留にしていた。

 幕張新都心は、業務研究ビル、ホテル・商業施設、住宅、学校、公園の整備や国際会議、文化、交流活動の展開などにより「職・住・学・遊」の複合機能の集積が進み、就業者・就学者・居住者及び新都心への来訪者を合わせ約14万7000人が日々活動している。また、幕張新都心が整備されたことにより国際的な先端企業、外資系企業等の本社機能や研究開発機能の集積が図られ、幕張メッセを核とする国際交流拠点が形成されるとともに、幕張新都心を中心にハイテク企業が集積するなど、本県の国際化・情報化の推進が図られている。

 【企画書の提出先】

 〒260-8667 千葉県県土整備部都市整備局公園緑地課都市緑化推進室(県庁中庁舎6階)、千葉県千葉市中央区市場町1-1、電話043-223-3997、FAX043-222-6447

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