青梅市は、市内小・中学校の校舎及び体育館について、耐震診断に基づく実施設計・補強工事を順次進めている。当面は、八年度に耐震診断を行った霞台中学校で施工を目指しており、当初予算では実施設計六五九万円を計上。今後詳細を検討するとともに、予算調整を進める。市の三か年実施計画(十~十二年度)レベルでは、十一年度の工事を見込んでいる。
このほか、第一小学校では八年度に、第四小学校では九年度に耐震診断を行っており、霞台中に続いての事業推進が見込まれる。
霞台中学校の所在地は、師岡町四-六-一地内。学校施設全体を補強対象として検討、校舎はRC造四階建て・延べ約六、五九〇㎡規模、体育館はRC造約一、〇〇〇㎡規模。耐震診断は相和技術研究所(目黒区03-3713-1101)が担当した。
第一小学校(青梅地内)の規模は、RC造三階一部四階建て・延べ約六、三〇〇㎡、体育館がRC造約九七〇㎡。耐震診断は大成基礎設計(渋谷区03-3478-4111)が担当。
第四小学校(東青梅地内)の規模は、校舎がRC造四階建て・延べ約六、八七三㎡、体育館がRC造約七〇〇㎡。耐震診断はサンコー建築事務所(江東区03-3683-6191)。
市の実施計画に見る今後の事業スケジュールは、十一年度で一小・四小の実施設計及び霞台中の補強工事(計八、七二七万円)、七小・二中の耐震診断(計二、五二三万円)を予定。十二年度では七小・二中の実施設計及び一小・四小の補強工事(計五億三、五〇一万円)、友田小・一中の耐震診断(計二、四七六万円)を想定している。