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投資額118億円規模/9万㎡超で来年4月着工/GLP三郷Ⅲプロジェクト

2011/11/04 埼玉建設新聞

【三郷市】 グローバルロジスティックプロパティリミテッド(GLP)は10月31日、三郷市内の三郷インターチェンジ南部土地区画整理事業地内に延べ床面積9万㎡を超えるのマルチテナント型物流施設「GLP三郷Ⅲ」を建設することを発表した。着工は2012年4月で、竣工予定は13年5月。開発費用はおおむね1億5500万ドル(118億円)を見込む。

 建物は、総敷地面積3万8901㎡に、地上5階建て、延べ床面積約9万3831㎡。各フロアに大型車が直接乗り入れるために2つのランプウェイ(上り・下り)を装備し、トラックバース135と、223の自動車駐車スペースを備える。各フロアは1万5000㎡の大規模スペースで、クライアントの仕事効率を最大限にするオペレーションを提案することができる。さらに、フロアは異なるスケールのニーズに対応するため4000㎡の大きさから3つのエリアに分割することもできる。

 大災害が発生した時でも顧客の経営継続性の保証を目指し、パイルキャップ免震工法(特許出願中)の採用、豪雨など水害から変電設備を保護する抗洪水対策、地下水供給機器、停電の時に対応するためのバックアップ電源も備える。その持続性イニシアチブの一部として、日本で初めてLEED GOLD認定を目指している。LEEDは、エネルギー効率が良く持続可能なアーキテクチャーを認識するおよび流布する目的で、基準の種々のセットによるアーキテクチャーの環境パフォーマンスを評価するアメリカ環境構築審査会によって開発され管理された認証システム。

 建設場所は、東京外環自動車道、首都高速道路6号三郷ルート、常磐自動車道が集まる三郷インターチェンジに隣接した区画整理地内で、つくばエクスプレス三郷中央駅から約1・7km、武蔵野線三郷駅から約3kmの距離。東京都心からも近くポテンシャルの高いエリア。

 GLP三郷Ⅲは、GLPとカナダ年金制度投資委員会が出資したファンドでの初めての開発プロジェクトとなる。

【写真=三郷IC南部土地区画整理地内に計画されるマルチテナント型物流施設イメージ】


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