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埼玉県さいたま市

多自然型護岸が基本/高沼用水路市民参加で整備手法/建設局

2004/05/14 埼玉建設新聞

 高沼用水路の護岸整備を計画しているさいたま市はこのほど、環境基本計画策定に伴い、一般市民らを公募、地元自治会ら合わせて約40人の組織を結成、15日には第1回目の会合として、現地視察などを行う。

 同用水路の護岸改修は、東縁約3・6km、西縁約3・3kmをが対象。これまでに、三井共同建設コンサルタント(新宿区、電話03-3207-0231)が基礎調査をまとめ、塩川設計測量(さいたま市、電話048-862-8171)が縦断面測量などを行ったほか、埼玉県生態系保護協会(同、電話048-645-0570)が生態系調査を実施。

 今年度は市民組織とともに、基礎調査を基に整備手法などをまとめていく。治水面などを考慮しながら、多自然型護岸での整備となるもよう。

 基本計画は年末までに整備方向性をまとめ、第4四半期に計画をまとめる。

 高沼用水路東縁は、幅2m~11m程度。国道17号に近接した区間は蓋掛けされ、遊歩道の整備が計画されている。蓋掛け部から先の用水については、オープンのままとし、生態系を保護しながらの護岸整備を検討。西縁も同様の整備を計画している。



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