県は、「かながわのみちづくり計画」の改定に対する県民の意見・提案を募集する。募集期間は、一一月一五日から一二月一四日まで。手紙、FAX、インターネットで受け付ける。
同計画は、平成一九年度から二八年度までを計画期間として策定されているが、計画策定以来五年が経過していることから、社会情勢の変化等に対応するとともに、東日本大震災を踏まえた対応も含めて、必要な見直しを行うことにした。
みちづくり計画は、道路整備計画と道路維持管理計画の二本立て。
道路整備計画については、現計画では、整備推進箇所七七箇所と事業化検討箇所七箇所を挙げ、整備推進や調整等に取り組むこととしている。
今回の改定では、このうち、事業化検討箇所を追加する。
社会ニーズを踏まえ道路整備の効率性、効果について重点的に評価し、点数化して、事業化検討箇所として位置づける。
一方の道路維持管理計画については、二二年三月に策定した「橋りょう長寿命化修繕計画」(以下修繕計画)等に基づいて事業推進するとともに、産業活動に伴う物流機能の強化を進めるため、大型車輌の通行に対応できるよう、橋桁の補強などを行う。積載量二五万㌧の大型車輌の通行も可能となるようにする。
また、東日本大震災を踏まえた津波による橋りょうへの影響については、現在国が調査を行っており、その基準に則って、必要な対応策を実施する。
修繕計画では、県管理の橋りょう全一、二〇〇橋の点検結果を反映し、定期点検と小規模補修を繰り返し行うことで、健全度を維持しながら長寿命化を図るものとしている。
















