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(社)長野県建設業協会木曽支部

建協木曽支部の総会/意義ある実効性のある活動を

2004/05/15 長野建設新聞

 社団法人長野県建設業協会木曽支部(末木次郎支部長)は13日、第50回通常総会を木曽福島町の建設会館で開催した。

 県の財政改革プログラム、また町村においては合併問題に絡んで公共事業が減少していくなか、県の入札制度改革により他地域からの業者参入も増え、支部会員の受注額が昨年度対比66%となる厳しい情勢を反映して、審議においては活発な意見が交わされた。

 冒頭の末木支部長の挨拶でも、「建設業界の苦しい現状は、木曽郡内の就労人口の20%を占める業界のみならず郡内全体の経済に与える影響は大きい」と危機感を強めるとともに、「今年は今より更に厳しくなる正念場。一致団結して存続できるよう、意義ある実効性のある活動を行っていきたい」と決意を述べた。

 同支部では、16年度の活動目標として、<1>適正な入札制度実現に向け、地域性を考慮した入札制度に改めるよう改善を求める<2>不当ダンピングを排除し、業界秩序の確立と地域から信頼される団体行動を確立する<3>労災防止のための安全教育徹底と無災害の現場環境づくりを推進し、安全対策の徹底を図る、の3項目を掲げこれに取り組むとしている。

 また、任期満了に伴う役員改選では、出席会員の投票により8名の理事を選出。理事の互選において、末木支部長、加藤、林両副支部長の留任が決定した。

 さらに、審議終了後、支部活動及び業界発展への尽力など支部規定による14名を表彰。末木支部長より賞状と記念品が手渡された。

 木曽支部の新役員及び表彰者は次のとおり。(敬称略)

【新役員】

◆支部長=末木次郎(大宗土建)

◆副支部長=加藤晋悟(加藤組)、林博(大林工業)

◆理事=青木一(木曽土建工業)、倉本幸一(倉本建設)、安藤昇陛(安藤建設)、田口寛(田口土木)、春田謙一(春田建設)

◆監事=本田稔(本田建設)、大給好純(堀口建設)

【表彰】

◆受賞者=河政勲(大河建設代表取締役)、下島淳(下島土木代表取締役)、土屋朗彦(乙姫建設代表取締役)、高橋正吉(山正建設代表取締役)、半坂純孝(半坂土木代表取締役)、春田永二(春田建設専務取締役)、青木武弘(木曽土建工業取締役)、丸山徹三(加藤組取締役)、佐藤泉(宮地組主任技術者)、中畑和隆(大林工業土木課長)、郡上邦男(新宅組主任技術者)、大道春男(木曽協和産業常務取締役)、奥原次男(木曽土建工業主任技術者)、本田正明(本田建設取締役)



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