白根地域広域事務組合は、老朽化が進む火葬場の移転改築事業を計画。今年度は設計等を進める方針で、このほど実施設計等業務を新潟市在住の（株）フロンティア設計に、生活環境影響調査業務を上越市在住の上越環境科学センターに委託した。

　現在の火葬場は白根市臼井地内にあり、白根市や小須戸町、味方村、月潟村、中之口村の５市町村が供用中。しかし、築３５年程度経過して老朽化が著しく進んでいるほか、狭隘化の問題もあることから、現在地から農道を挟んだ隣接地に新施設を移転整備する。

　整備計画地は、白根市鍋潟地内で、敷地面積約９０００㎡。

　新施設の規模等の詳細は設計の中で詰める予定だが、ＲＣ造２階建てで建築面積１０００㎡程度を想定。火葬炉は４基設置する計画。その他敷地内は、緑地及び駐車場（３０台程度）とする方針だ。

　同火葬場更新は新潟地区の合併建設計画に盛り込まれており、工事は合併後、平成１７年度にも単年度で実施したい意向。設計監理・外構工事等を含む事業費には約８億８０００万円を見込む。