県松本建設事務所は、国補雪寒対策道路(防雪)事業により県道白骨温泉線(安曇村白骨)の雪崩対策に16年度から取り組む。事業期間は19年度までの4箇年を見込み、総事業費は12億円を数える。
計画によれば、L770m×W6(8)mの区間、雪崩等の危険箇所について雪崩予防柵やスノーシェッド、融雪設備を設置するもので、積雪のため冬期閉鎖する同線において、通年にわたって交通が確保できるよう事業を実施する。
今年度は事業費に3億円を見込み、国道158号からL約300mの地点や最初と2番目のスノーシェッドの間など4箇所について、3工区に分け、雪崩予防吊柵の設置を手掛ける。いずれの箇所も9月頃の発注を目指して、準備を進めているところだ。
17年度以降は、昨年7月に崖崩れのあった箇所など、温泉地近くでの雪崩予防柵設置やスノーシェッドの延長などが見込まれているが、地元との折衝のなか道路改良等による対応も想定され、今後の推移が注目される。