久慈郡大子町はこのほど、大鋸屑(おがくず)風呂建設工事に伴う実施設計業務を(株)開発計画研究所(東京都文京区小石川1-2-4)に90万円(税抜き)で委託した。設計は監理などを含めて12月20日まで。その間、工事は7~9月にかけて発注され、6か月間で施工される見通し。
大鋸屑風呂の建設は、村の林業で発生する大鋸屑を活用して、地元の観光発展に役立てるため計画されたもの。建設地は、大子温泉保養センター森林の温泉(もりのいでゆ)の山側(北西)を予定している。
具体的に、大鋸屑を酵母で醗酵させ、発生した熱を活用する。砂風呂のように穴を掘って埋まるようにするか、大鋸屑を使って沸かし湯にするかは、まだ決まっていない。
なお、今年度当初予算には、工事費として1400万円が計上されている。