テナントの運営などを手掛けるフォレスト(東京都八王子市南大沢2丁目■042-670-6546)が富士川町に新たなショッピングセンター(SC)の出店を計画していることが地権者への取材で分かった。建設地は同町青柳町地内の農地で以前スーパー大手のベイシアがテナント建設を計画していた場所。ホームセンターのケーヨーデイツーほかスーパーなどが入る予定。早ければ8月にも着工し年内オープンを目指す。
施工者については「計画が決まった後、弊社主導で選定する」(同社)としており未定。これまでの例では「案件により選定方法は違うが数社を指名して見積もり合わせで決めることが多い」とした。また計画の詳細については「計画があるのは確かだが、まだ入口に立っただけ。話せることはない」としている。
建設地は中部横断道増穂IC近くの農地。くつま整形外科医院(青柳町1136-1)南側に位置し既に農振除外済み。同地内では関西地域を中心にホームセンターを展開するナフコの建設計画も進んでいる。
地権者によると、SCの敷地面積は約3万9000㎡。ケーヨーデイツー以外にテナント棟など2~4棟から成り、建物の規模はベイシアの計画と同等の1万㎡以上になるという。
先月28日には同町内で地権者による総会を開催。用地には道路や水路など町有地も含まれるため町関係者も参加した。総会では反対の2人を除く42人が計画に同意、計画の実施が事実上決まった。
ベイシアの計画については一部地権者との契約問題が残るものの地権者の反対などにより、とん挫。その後2010年11月にフォレストが新たな出店計画を持ちかけ、わずか1年余りで出店を決めた。
地権者には建設業者もいるため施工にあたっては下請けなどで活用することになるとみられる。
【写真=建設地は中部横断道沿いの好立地】