県松本地方事務所土地改良課は、12年度から県営ため池等整備事業(河川応急)勘左衛門地区に着手しており、16年度は河川許可申請書作成業務(6月発注予定)と用地買収を予定している。
昭和6年に梓川を横断する元のヒューム管が設置され、その後幾度となく改修されてきたが、現在のサイホンは老朽化が激しい。
改修は、第1期分として、全体L380mの管路新設のうち豊科町側のL120mに着手。今年度の用地買収等が順調に進めば、17年度に着工の見通しで、続いて松本市側のサイホンと両岸の堰新設等堤防内工事(国土交通省へ委託)を行い、19年度の附帯工事で事業完了の予定。
第1期分の事業費には5億5500万円が試算されており、全体では約17億円が見込まれている。