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茨城県竜ケ崎工事事務所

東工区で街区公園4カ所など/来年度内に工事着手へ/阿見吉原土地区画整理事業

2012/02/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 県竜ケ崎工事事務所阿見吉原地区整備課は、阿見吉原土地区画整理事業を順次進めており、東工区は来年度内の工事完了を目指しているほか、西南工区では一部宅地の使用収益を開始したい考え。このうち東工区では、新年度に街区公園3カ所の整備を行う予定。現在はパシフィックコンサルタンツ㈱(茨城事務所・水戸市桜川)で基本設計の策定を進めており、近隣住民の意見などを取り入れながら夏前までに設計を策定し、第3四半期には工事を発注。同年度内の供用開始を目指す。なお、あみプレミアムアウトレット北側に計画している多目的調整池を含む近隣公園(3・74ha)は、阿見町主体で整備を進めていく。


 

 阿見吉原地区の全体計画は160・8ha。そのうち東工区の55・2haが2003年に事業計画決定され、17年度(清算期間5年を含む)をめどに施行中。10年度末時点における事業進捗率は78%で、12年度内に工区内の工事が既成する見通し。

 同工区内工事最終年度となる来年度は、街区公園を中心に工事を進める。整備予定公園は、あみプレミアムアウトレットから見て東側、薬師山通り線を挟んだ向かい側に2カ所(2747㎡・1266㎡)、西側、圏央道を挟んだ向かい側に1カ所(975㎡)、追原久野線と調整池を挟んだ北西側に1カ所(1878㎡)の計4カ所。

 このうち追原久野線を挟んだ北西側の公園は、調整池と緑地を利用したものにし、アウトレットを訪れた人の憩いの場所としての利用を見込むほか、高台に位置するため、修景を生かしたスポットとしたい考え。

 現在はパシフィックコンサルタンツ㈱で全公園の基本設計に着手しており、近隣住民の意向も取り入れながら、ことし夏前までに実施設計の策定まで完了する予定。

 なお圏央道沿いの公園は、これから整備を行う西南工区の公園と隣接しているため、基本設計の策定までとする。

 これ以外の3公園では、設計がまとまり次第、第3四半期中には工事を発注し、来年度内の供用開始を目指す。

 またアウトレット北側、赤太郎通り線沿いには、阿見町主体で多目的調整池を中心とした近隣公園の整備も行う。調整池を含む総面積は3・74haで、街区公園の設計とともに、パシフィックコンサルタンツ㈱が基本設計までまとめ、その後の実施設計や整備工事は阿見町が進める。

 阿見町は、13年度に実施設計をまとめ、14年度に工事を実施する予定。

 一方、西南工区は10年9月に事業計画を決定。施工面積は約105・6ha(西工区55・3ha、南工区50・3ha)で、事業期間は24年度まで(清算期間5年含む)。

 今後、地区の骨格となる赤太郎通り線や追原久野線の南地区区間の整備を優先して進める予定で、来年度には一部宅地の使用収益開始を目指している。


【図=阿見吉原土地区画整理事業利用図】


土地利用計画図012670.jpg

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