建設業労働災害防止協会(銭高一善会長)は25日、都内のホテルで第42回総大会を開催し、任期満了に伴う役員改選では銭高会長の留任が決定した。また、南本禎亮専務理事の退任に伴い伊藤正人専務理事が選任された。
冒頭、銭高会長は「昨年の死亡災害数は548人と、協会設立時の2400人台から比べ、約5分の1に減少した。しかし、死亡災害はゼロにしなければならない」と述べるとともに、特に、今年度は協会設立40周年を迎える。10月には記念大会を開催し「より一層の安全衛星意識を高揚させる」と改めて誓った。
さらに、同協会が策定したCOHSMS(建設業労働安全衛生マネジメントシステム)ガイドラインが、国際的にも唯一の基準であるILO(国際労働機関)ガイドラインにおける業種別の唯一のガイドラインとして認めれた。
これを踏まえ、今年度も「COHSMSを世界に広く発信していく」と述べた。