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売り場面積1536㎡/ワンダーグー江戸崎店出店

2004/06/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 茨城県内に計画されている大型店の出店で、最近の県南地域ではワンダーグー江戸崎店について大規模小売店舗立地法の手続きがあった。一方、立地法が手続きされていない大型店でも守谷市内の都市基盤整備公団所有地に県外のデベロッパーが計画していることが明らかになって間もないが、竜ケ崎市役所周辺でもイオンが出店を計画していることが分かった。

 ワンダーグー江戸崎店については、(株)ワンダーコーポレーション(つくば市西大橋599-1、小林哲美代表取締役)が4月に大店立地法手続きで、茨城県に新設案件を届け出ていた。今年1月以降にワンダーが立地法を手続きした店舗では3つ目となる。

 出店予定地は、稲敷郡江戸崎町佐倉字佐倉原3326-1ほか5筆で、主要地方道江戸崎~新利根線沿い。売場面積については1536㎡で計画されている。

 現在、江戸崎町内ではブックランドカスミを営業しているが、閉鎖して新店舗に移転する考えという。開業するのは17年1月の見通し。

 一方、現在までに立地法が手続きされていない大型店では、守谷市内に県外デベロッパー、竜ケ崎市内にイオンが出店する計画でいることが明らかになっている。

 守谷市内の大型店は松ケ丘6丁目地内の都市基盤整備公団所有地に計画されているもので、都市公団が3月に事業者を募集していた。事業者は明らかでないが、県外のデベロッパーという。

 現在、商業施設についても明らかでないが、土地の面積や立地条件からみて、ショッピングセンターやモール形態での出店が考えられるという。

 イオンについては、竜ケ崎市役所周辺の水田約11haに計画されていることが5月に分かった。市によると、現在はイオンから任意の相談書が提出されているだけで、立地について正式な協議書は提出されていない。

 しかし、土地の面積が5haを超えていることから、茨城県知事の立地承認が必要となるため、市でも行政側としての意見を取りまとめる考え。

 すでに、50人余りの地権者から同意を得ているもようで、店舗面積が3万㎡で計画されていることから、実現すると竜ケ崎市内では最大級の店舗になるという。



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