甲府市は新年度、富士川・朝日両地区に地域の集会所となる「悠遊館」を建設する。着工は富士川地区は7月、朝日地区は8月頃を予定しており、ともに来年1月完成を目指す。工事費は2施設あわせ約3億9300万円を見込む。
建設地は旧富士川小跡地(富士川地区)と朝日小北側(朝日地区)。ともにS造平屋で富士川地区は約850㎡、朝日地区は約350㎡。ともに内部には大ホール、小ホール、トイレなど集会所としての基本設備を備えるほか富士川地区には約400㎡の体育館を併設し避難所などに活用する。
富士川地区に建てる施設には太陽光発電設備を設置する。12kw規模を想定しており発電した電気は施設内で使う。設置費は1300万円。朝日地区については朝日小校舎により日当たりが悪いため設置しないという。
また両施設には消防分団の本部拠点も新設する。悠遊館とは別発注。完成時期は悠遊館と同時期の来年1月を予定する。施設規模はともにS造2階建て約80㎡。1階部分は車庫にする予定だ。
設計は悠遊館、消防分団ともに富士川地区はトネガワ建築設計事務所、朝日地区はアトリエMⅡが担当した。