国道120号椎坂バイパス建設事業を計画している県沼田土木事務所は、今年度に用地調査、水文・環境調査を実施するほか、道路部分の詳細設計にも着手する。現在、測量業務を技研測量設計(前橋市下小出町1-15-3電話027-233-2761)に委託し進めているほか、地元住民との協議も並行して行っており、調査、設計業務の委託時期は協議の進捗状況を見ながら決定していく。
トンネル部分の詳細設計については17年度に実施する考え。工事は、予算や用地などの関係から流動的だが、詳細設計や地元説明会を経て、早ければ18年度には着手したい考え。順調に進めば22年度までに完成する。
同バイパスは、全延長4・2kmで、トンネルはL1・4kmの(仮称)1号トンネルとL0・5kmの(仮称)2号トンネルの2本となる。また、全体をL2・7kmの1期工区とL1・5kmの2期工区に分けて工事を進める。事業費は1期工事71億円、2期工事25億円の合計96億円を試算している。