さいたま市市民局は、17年3月の完成に向けて工事を進めている仮称・プラザウエスト建設事業は今年度、外構工事を建築、電機、造園の3工種に分離して早けれは6月にも入札執行する。このうち、舗装、駐輪場など建築工事は、一般競争入札で発注される。
建築工事は敷地内の1部区域で実施するアスファルト舗装、一部インターロッキング舗装などを施す。駐輪場は4か所に設置。収容台数は約290台で、ラック式となるもよう。
また、外周道路と敷地の段差を解消するため、土留め工事を行うほか、ゴミ置き場、サイン工事などを手掛ける。
電機設備工事では、敷地内の駐車場の利用状況を把握するための管制工事を実施。仮設の桜区役所解体後は、約400台が収容される。このほか、外周にカメラを設置して、周辺を監視するITV工事も発注。
植栽工事では、建物周りと外周部に高木、低木を植樹。建設地が桜区、周辺の桜並木などを考慮てして、桜の植栽が考えられている。
仮称・プラザウエストは、桜区道場4-425-1ほか地内の記念体育館(Vアリーナ)に隣接して整備されているもので、PC造5階建(図書館・行政棟)、S造3階建(アトリウム棟)、SRC造3階建(ホール棟)、S造2階建(渡り廊下)などを内包、建築面積7735・465㎡、延床面積は2万1534・716㎡の大規模な複合施設。
建築工事は銭高組・谷口工務店・八生建設JVが52億円で請け負っている。
施設完成後は、仮設の桜区役所を解体し、跡地を駐車場として再整備する。