県は26日、4月1日付発令の人事異動を発表した。土木部では、退任する後藤和正部長に代わり小野寺誠一都市局長(46)を起用。総括技監には宇野光義水戸土木事務所長、都市局長には立藏義明土浦土木事務所長が就任する。農林水産部では柴田眞幸次長(58)が部長に。そして企業局では、退任する渡邊一夫局長に代わり中島敏之総務部長(59)が局長に就任し、次長には柴沼栄土木部技監兼潮来土木事務所長が起用される。
本年度の定期人事は、東日本大震災からの復旧復興や、福島第一原発の事故による観光、農林水産業への風評被害の払拭、大震災の経験を踏まえた防災体制の整備など、直面する県政の重要課題に適切に対応するための組織改正、人員配置に配慮した。
異動規模は、平成以降の最小規模で1655人。内訳は、部長級49人、課長級228人、課長補佐・係長級987人、役付以外391人。
幹部職員では、特別職である企業局長に中島敏之総務部長が就任。一般職では会計管理者に戸島正巳土木部理事、生活環境部長に泉幸一土木部次長など、6人を本庁正部長として登用した。
各部局のうち、土木部(部長級)を見ていくと、部長に小野寺誠一都市局長、次長に今橋裕麿生活環境部次長、総括技監に宇野光義水戸土木事務所長、都市局長に立藏義明土浦土木事務所長が就任する。
野澤謙次技監兼建築指導課長は県建築センターへ派遣。また、浅見秀世技監兼都市計画課長は技監兼検査指導課長、澤畠守夫高萩工事事務所長は技監兼河川課長、藤枝宏之都市整備課長は昇格して技監を兼務。大津博之技監兼営繕課長は技監兼建築指導課長へ就任する。
そのほか部長級では、照沼孝雄技監兼河川課長が水戸土木事務所長へ就くほか、清宮洋一筑西土木事務所長が技監兼潮来土木事務所長、澤田勝道路建設課長が土浦土木事務所長、栗原誠之公園街路課長が技監兼筑西土木事務所長に就任する。
課長級では、監理課長に岩田豊総務部管財課長、用地課長に平塚弘之副参事、道路建設課長に小泉恵三高速道路対策室長、道路維持課長に青沼文彦霞ヶ浦流域下水道事務所長、営繕課長に山田茂住宅課技佐兼課長補佐、都市計画課長に大塚嘉久境工事事務所長、公園街路課長に小林政弘竜ケ崎工事事務所長。
そのほか、大子工務所長に富田広美水戸土木事務所次長兼道路整備第一課長、常陸太田工事事務所長に小松崎誠鉾田工事事務所長、高萩工事事務所長に坂井田美晴県西流域下水道事務所長、鉾田工事事務所長に野川康利潮来土木事務所技佐兼次長兼道路整備課長。
竜ケ崎工事事務所長には冨山宏ダム砂防室長、常総工事事務所長に渡辺功土浦土木事務所つくば支所技佐兼次長兼事業調整課長、境工事事務所長に大江幹夫常総工事事務所長が就任する。
土木部長略歴
◆小野寺誠一(おのでら・せいいち)1988年3月北海道大学卒
◆経歴
◇88年4月=土木研究所機械施行部施行研究室◇93年4月=土木研究所材料施行部施行研究室◇94年10月=中国地方建設局広島国道工事事務所調査設計課長◇96年4月=中国地方建設局企画部企画課長補佐◇97年5月=中国地方建設局企画部企画課長
◇98年5月=建設省道路局企画課長補佐◇01年7月=土木研究所技術推進本部主任研究員◇06年4月=中部地方整備局静岡国道事務所長◇07年9月=中部地方整備局企画部企画調整官◇09年4月=国土交通省総合政策局建設施行企画課企画専門官◇11年4月=茨城県土木部都市局長
【2012年県人事異動データ】