県ユニバーサルデザイン推進本部会議がこのほど開かれ、本年度の主要な取り組みが決定した。まちづくり分野では、総額47億2409万1000円の事業費で、10事業を実施する。
このうち県管理道路のフラット歩道整備については、24億9100万円の事業費で、マウントアップ歩道のフラット化も5000m程度を行う。
また県立図書館整備では、10億5016万7000円の事業費で、11月11日の開館に向けて建物外構、駐車場工事を進める。家具備品や情報システム、書架、閲覧テーブル、障害者用駐車場整備も行う。
さらに、「交通安全施設」の改良・整備では、1780万8000円の事業費で、既存信号機への高齢者感応機能の付加や、障害者用装置(音響信号)の付加など、バリアフリー対応型信号機への改良、信号灯器のLED化、エスコートゾーンの整備信号機の改良工事を行う。
このほか、観光地公衆トイレ緊急補修(バリアフリー化)や、広域営農団地能動整備事業「八ヶ岳南地区」「甲斐駒ケ岳地区」でアクセス向上のため農道整備(歩車道境界のフラット化などバリアフリー歩道)をそれぞれ行う。
なお昨年度の主な取り組みでは、「バリアフリー歩道整備」と「マウントアップ歩道フラット化」など5800m、2500m整備をしたほか、また「交通安全施設」の改良・整備では、お年寄りなどが渡りきれない場合に青信号を延長する信号機や聴覚障害者に配慮した音声装置の設置を進めていた。