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茨城県警察本部

神栖市に警察署新設へ/ひたちなか、つくば統合/第2期施設再編整備計画

2012/04/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 県警察本部は、警察施設再編整備計画の第2期計画(2012~16年度)を策定した。交番や駐在所の再編整備を中心とした第1期計画に続くもので、新たに警察署の再編整備も盛り込まれた。本年度から5カ年で、神栖市への警察署新設や、ひたちなか東警察署とひたちなか西警察署の統合、つくば北警察署とつくば中央警察署の統合を行う。さらに警察署庁舎の耐震化の促進や、交番・駐在所の移転建て替えなどを行う計画だ。

 神栖市は、犯罪が多発傾向の上位にあるにもかかわらず、警察署が設置されていない。同市の管轄は隣接する鹿嶋警察署。ただ神栖市が細長い地形で距離があるほか、犯罪が多発している地域が千葉県境に近接しており、さらに離れている。

 これらのことから、神栖市における治安対策について、本部執行隊によるパトロールの強化や地域住民と一体となった犯罪抑止活動などの推進を図るとともに、警察署の設置を進める。ただ本年度には予算化されておらず、今後の具体内容を次年度に向けて検討していくもよう。

 ひたちなかとつくばにおける警察署の統合は、小規模警察署の十分な初動体制を確立させる観点から計画。

 まず、先行して進めることになるのが、ひたちなか東警察署とひたちなか西警察署の統合。西警察署をそのまま残しつつ、老朽化する東警察署を付近の場所に建て替える。本年度当初予算に用地取得費と設計費を計上。早期に用地取得を進め、設計をまとめた後、次年度の工事を目指す。

 つくば北警察署とつくば中央警察署の統合は、手狭な中央警察署を増築する方針で、北警察署はそのまま施設を利用したい考え。

 さらに震災の教訓を踏まえ、警察署庁舎の耐震化を促進。本年度は先行する水戸や鉾田、鹿嶋、龍ヶ崎、稲敷の5つの警察署で設計に着手し耐震化に向けた準備を進める。

 また本年度には、水戸をはじめ太田、下妻、取手の4警察署で改修工事を進めたい考えだ。

 そのほか常陸太田市や取手市など各地域で交番と駐在所の統合や大型化が本年度から進められていく。これらにより第1期再編後の243所は、第2期再編後に214所(交番91所、駐在所123所)まで統合される見通し。

 主な交番・駐在所の再編整備は別表のとおり。



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