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国土交通省羽越河川国道事務所

福田道路に感謝状/円滑な道路確保に寄与/冬季除雪作業で

2012/05/10 新潟建設新聞

 北陸地整羽越河川国道事務所で8日、2011年度除雪作業受注者感謝状贈呈式が催された。受注者である福田道路㈱村上支店に対し、宮崎清隆事務所長が感謝状を贈呈した。

 開会に際し、あいさつした宮崎事務所長は、「『常時2車線以上確保』『直轄国道は絶対に止めない』という使命感を持って、地域の暮らしや経済を守るために官民一体となった体制の下、除雪作業にあたってきた。感謝状を贈呈させていただいた福田道路㈱村上支店様には、国道7号の道路除雪を担当していただいた。平成になって最大となる降雪の中、連日の除雪作業に加え、蒲萄地区では地域住民と連携した運搬排雪や雪崩防止柵のポケット確保のための斜面上での排雪作業、さらに、旧蒲萄ステーションに登坂不能車牽引用車両を常時配備し、これを活用した訓練を行うなど、通行規制をすることなく対応され、円滑な道路確保に寄与したと考えている」と除雪作業に携わった同社に対し、感謝の気持ちを表した。

 また、「北陸地方において、1月中旬から2月中旬にかけて非常に強い寒気が入り、北陸地方整備局管内の観測地点の累計降雪量は加重平均で505cmとなり、『平成18年豪雪』の501cmを超える大雪となり、羽越河川国道事務所管内においても、平成になって最も大きな降雪量となった」と11年度の冬季間を振り返った。

 感謝状を授与された福田道路㈱下越支店の岡田昭俊氏は、「除雪作業において感謝状を頂き、まことにありがとうございました。これも羽越河川国道事務所および村上維持出張所の皆様たちのご指導の下、スタッフ全員で取り組み、無事故で作業を終えた結果だと思います。これからも私たち福田道路は国道7号および日東道の維持作業にいそしみ、県北の安全な交通確保は基より地域住みの安全で安心な社会基盤づくりに事務所および出張所の皆様とともに取り組みたいと思います」と感謝の意を述べた。

 国道7号(村上市坂町~山形県境)および日東道(荒川胎内IC~朝日まほろばIC)を管理する羽越河川国道事務所管内で、11年度は、12月末のクリスマス寒波から始まり1月末から2月末まで降雪が続き、村上市の累計降雪量(加重平均)が719cmと平年(過去5カ年の約1・5倍となり、『平成18年豪雪』を上回った。このような状況下においても同管内においては除雪関係者の昼夜を分かたぬ献身的な働きにより、混乱を生じることなる交通が確保された。

【写真=感謝状を手に記念撮影】

除雪感謝状【所長】005035.jpg 除雪感謝状【集合】005036.jpg 除雪感謝状【岡田氏】005037.jpg

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