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長野県測量設計業協会

佐藤会長を再選/一般移行後初の総会

2012/05/17 長野建設新聞

 県測量設計業協会(会長=佐藤芳明・タイヨーエンジニヤ代表)は16日、本年4月1日の一般社団法人移行後初の通常総会を長野市内で開き、予算決算や事業計画を原案どおり承認した。任期満了に伴う役員改選では、佐藤会長と溝口實(ジッソク代表)、下里守(大成測量設計代表)両副会長を再選した。佐藤会長は「確かな技術力を持って、安定した経営を続けることが重要であり、そのために協会として何をすべきかを考え、活動していきたい」と力強く抱負を述べた。

 冒頭のあいさつでは、「行政との対話と連携により、事業量の減少や入札制度など当面の課題の解決にあたる一方で、喫緊の課題である若手技術者の育成や雇用に関する取り組みとして『技術系高校などの就労支援事業』を産学官の連携によりスタートした」と昨年度を回顧し、「次世代を担う若者を一人でも多く確保できれば」と新たな取り組みに期待を寄せた。

 また、県北部地震や新潟・福島の大規模豪雨の際は、それぞれ長野、新潟両県の支援要請のもと、多くの会員が復旧対応にあたったことに謝意を表し、「改めて協会の組織力、機動力、技術力をアピールできたと思う」と述べた。

 本年度については、一般社団法人移行に伴い定款から削除した支部に関する規定について「協会活動の根幹を成すのは支部活動」との考えのもと、新たな規定づくりに着手し、来年度の通常総会での定款変更を目指す考えを示した。

 これまで県に対し強く要望してきた道路台帳のデジタル化については、昨年度に県が実施に踏み切ったことから、この推進を図るとともに、新技術を活かした新たな事業やシステムの提案について検討していく。

 総会には国土交通省の柳谷哲・長野国道事務所長(代理出席)や佐近裕之・千曲川河川事務所長、北村勉・県建設部長も駆け付け、晴れの日を祝った。

 新役員は次のとおり。(敬称略)

 ▽会長=佐藤芳明▽副会長=溝口實、下里守▽理事=柳沢洋一(長野技研コンサルタント)、上原康夫(須高測量)、安原隆雄(浅間エンジニアリング)、井戸和則(日研コンサル)、田中洋治(ゼンシン)▽常務理事=銭坂治(事務局)▽監事=峯村茂(三栄測地)、駒村孝(学識経験者)


 【写真㊤=再選された佐藤会長。㊦=ホテル国際21で開いた総会の様子】

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