県本庄農林振興センターは、上里町勅使河原ほかを対象とするほ場整備実施設計を永代エンヂニヤリング埼玉営業所(さいたま市、電話048-827-5481)へ委託した。今年度から概ね3か年で整備を実施する見通しでおり、初弾工事となる約30haを対象とした設計。順調ならば秋口以降の工事発注が見込まれている。
同事業は、上里町五明の全域、勅使河原、刀帯、藤木戸、長浜の一部からなる約158haを対象に、ほ場など区画大型化、用排水の分離、大型農業機械を想定した農道整備などを進めるもの。地元上里町が計画するハイウェイオアシス(HO)整備用地などに非農用地を設定するため、ほ場整備は約137haが対象となる。
今回設計するのは、関越自動車道上里サービスエリア(SA)周辺。SA周囲にHO用地を設定するため、その周辺エリアで約30ha。
設計内容は、ほ場整備のため、整地、農道、排水、用水の全般が対象。ほ場区画は、集積を基本にまとめた換地案を基に、大型化を図っている。また農道は、全幅4・5mなどが中心。排水路は生態系などに考慮し、2面張り。用水路はパイプライン化を図る。