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サクライホームで施設整備/普通教室など9月頃着工へ/素和美小学校設置計画

2012/06/16 山梨建設新聞

 学校法人二十一世紀平和の灯国際文化学園(庄司エレナ理事長)が富士河口湖町小立5703地内に設置をする、「素和美小学校」内で、近く多目的施設の整備を始めることが分かった。施工はサクライホーム(忍野村内野213・電話055-84-1161)で、W造平屋建て延べ227・32㎡の規模の施設を建設。施設内にはホール2室(128㎡)、図書室(71㎡)、トイレ(19・32㎡)、保健室(9㎡)を配置する。

 設立準備委員会の庄司日出夫代表によると、今年9月頃から第1期分の普通教室と特別教室、来年9月下旬頃から第2期分の同教室の整備を行うが、1期、2期とも、フジコンストラクト(富士河口湖町船津3499-9・電話0555-73-2222)が施工するという。

 このうち第1期工事は、普通教室の1年生教室(67・08㎡)と、2年生教室(同)、5年生教室(77・33㎡)。特別教室は音楽室(84・80㎡)と、理科室(72・66㎡)。そのほかトイレ(29・81㎡)、倉庫(70・25㎡)。

 第2期工事では、残る普通教室の3年生教室(67・08㎡)と、6年生教室(86㎡)、特別教室の図書室(71㎡)、そのほかトイレ(30・88㎡)、倉庫(70・95)などを整備していく。

 学校施設はマリア国際幼稚園舎の北側に、「普通教室」、「多目的施設」、「特別教室」、「その他施設」の4構成。総延べ床面積は1147・56㎡で、普通教室は431・65㎡、特別教室は286・64㎡。いずれもW造平屋建てとなる。

 学校整備事業の全体計画は、三和エンジニアリング(富士吉田市松山2-7-14・電話0555-30-1080)へ委託した。

 学校施設の整備にあたっては、同法人が運営する富士河口湖町小立の「マリア国際幼稚園」の卒園生保護者らが設置を要望。昨年12月、県に申請し、県私立学校審議会での計画承認を経た。

 今後知事からの設置許可が下りれば、郡内地域で初めての私立小学校が誕生することになる。同法人では来年4月の開校(1、2年生のみ)に向け、学校施設の整備を始める。

 山梨建設新聞の取材に対し庄司代表は、「今後5年近くかけて周辺に一つの村を整備していきたい。敷地内に体育館や雑貨店、銀行、郵便局などが整備できれば」と話す。



【写真=建設予定地周辺(幼稚園北側)】

建設予定地周辺(幼稚園北側)002390.JPG

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