近年の児童数減少に伴い、幸手東小・緑台小学校統合事業を進める幸手市は、新設校として利用する緑台小の改修工事を計画している。事業費は2億550万円を当初予算に計上し、順調に進めば一般競争入札で8月ごろに入札執行する。いまのところ発注形態については、建築・電気設備・機械設備などの一括を予定。工事期間中、緑台小の生徒は幸手東小へ移動させ、17年度当初の開校を目指す。
緑台小学校(幸手72)は、L字型に配置したRC造3階および4階建て、延べ床面積4661㎡の規模。工事内容は、屋上防水、外壁塗装、内部改修など全面的に行う。設計高木設計(久喜市、電話0480-23-6111)がまとめた。
幸手東小の跡利用については、教育委員会だけでなく市全体としての観点から、施設跡地利用委員会を通じ、今後検討していく。
幸手東小(幸手1961-2)は、校地面積2万2039㎡。校舎は、RC造3階建て、延べ床面積6297㎡、北・中・南の3棟で構成。このほか、屋内運動場1188・3㎡、プール25m×10m、小プール10m×4m、給食調理場148・6㎡など。
事業費の内訳は、監理業務委託費550万円、工事費2億円。