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七里岩ラインバイパスの整備計画/今年度に基本設計着手へ

2004/06/16 山梨建設新聞

 県は県道茅野小淵沢韮崎線(七里岩ライン)で、バイパスの整備を計画している。韮崎市水神地内の青坂付近約1000m区間を整備するもので、車道部分は拡幅、歩道を新たに設置。七里ケ岩トンネル上で現在、ループしている部分については直線で渡す道路に付け替える計画。今年度は基本設計に着手する予定で、21年度の完成を目指し、整備計画を進める。

 同バイパス整備が計画されるのは韮崎市水神2丁目地内の国道141号から七里ケ岩までを繋ぐ坂道の区間で通称「青坂」と呼ばれる箇所。同線は現在、国道141号七里ケ岩トンネルの上でル―プしているが、同区間は急カーブなうえ、幅員5mと道幅が狭い。さらに途中にあるトンネル部分のボックスが低く、狭いため、大型車などのすれ違いが出来ず、朝夕などのラッシュ時には渋滞が発生していた。

 このため、県では同区間のバイパス整備を計画。これまでのルート検討の結果、七里ケ岩方面に現在、ループしながら上る部分については、ループをなくして直線的に繋ぐ同道路を整備する方針とし、同区間を車道6m、片側歩道3mの全幅10・5mの道路を整備する計画としたもの。バイパス部分の延長は約1000m程度が見込まれる。

 整備に先立ち今年度は、同基本設計を進め、地元の説明会も開催する予定となっており、来年度には地質調査、詳細設計に移行し、できれば一部用地取得にも手を付けたい考え。用地取得等の準備がスムーズに進めば、18年度頃にも工事着手となる見通しだ。



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