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学校施設に設置/万力公園カピバラ用も/ペレットストーブ

2012/08/07 山梨建設新聞

 木材を活用したバイオマスエネルギーの普及に向け県は本年度、ペレットボイラーやストーブを公共施設に設置する。高いPR効果が見込める公共施設に設置することでバイオマスエネルギーを県民に知ってもらい、民間への普及に繋げる。

 本年度設置を予定するのは山梨北中(ストーブ1台)、山梨南中(ストーブ1台)、笛川中(ストーブ1台)、万力公園(ボイラー1台)、河口湖南中(ボイラー1台)、愛宕山少年自然の家(ストーブ1台)。山梨北、山梨南、笛川の3中学校と万力公園は山梨市、河口湖南中は同校組合、愛宕山少年自然の家は県が発注を行う。

 国の補助制度を活用し、まずはこの6カ所に整備を進め、温泉施設を運営する事業者など民間からの設置要望があれば、設置費の2分の1程度の補助も検討する。

 設置費はストーブが1台60~80万円、ボイラーが2500~3000万円。万力公園へは、園内で飼育されているカピバラが暖を取る、温水用のボイラーを設置。燃料に園内の樹木を活用する。設置費は70万円程度という。

 県環境創造課は「まずは公共施設に設置し、広く県民のみなさまにペレットストーブなどの存在を知ってもらいたい。民間の方でも興味がある方がいれば県に相談してもらいたい」としている。

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