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茨城県内は神栖市で6m/南海トラフ地震の最大津波想定/本県の津波想定下回る

2012/08/30 日本工業経済新聞(茨城版)

 内閣府(防災担当)は、南海トラフの巨大地震に伴う津波高・浸水域等(第2次報告)と被害想定(第1次報告)をきょう30日発表した。このうち茨城県内の最大津波高は神栖市の6mで、最大浸水面積が1410ha。いずれも県が発表した津波想定(8月28日付1面掲載)を下回っている。

 内閣府の推計結果によると、最大津波高は神栖市の6m(同市の平均は3m)。4mが日立市やひたちなか市、鹿嶋市、鉾田市、大洗町。3mが高萩市、北茨城市、東海村。最大浸水面積は1410haとしている。

 今後、この発表をもとに、関係する都府県ではソフト対策の基礎資料となる「津波浸水想定図」などを策定していく。

 ただ本県においては、昨年12月から茨城沿岸津波対策検討委員会で検討を進め、「津波浸水想定図」を全国に先駆けて8月24日に作成。護岸・堤防などの堤防整備検討の目安となる「目指すべき堤防高」とともに公表している。

 なお、本県想定の最大津波高は北茨城市の14・8mで、神栖市は7・8m。最大浸水面積は6280ha。



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