水戸市内のJR赤塚駅の南口に計画されている商業施設で、カスミやマツモトキヨシ、衣料品店らが出店するフレスポ赤塚について、地元説明会が22日、ミオス内の福祉ボランティア会館で開かれた。大規模小売店舗立地法の手続きで、大和工商リース(株)(大阪府大阪市中央区本町橋5-20、梶本六夫代表取締役社長)が茨城県に新設案件を届け出ていたもので、売り場面積が4223㎡で計画されている。今後、8月末までに着工し、17年3月に開業する見通し。自社での設計、施工方式のため、あくまでも請負業者は大和工商リースが元請になるという。
出店予定地は、JR赤塚駅の南口で、水戸市が進めていた区画整理の区域内。出店者は、(株)カスミ、(株)マツモトキヨシ、(株)メガネスーパーらで、衣料品店も出店する予定。
建物は4棟建てで、すべての構造がS造平家建て、合計の売り場面積が4223㎡で計画されている。このうちカスミの売り場面積は2549㎡で、4つの店舗のうち最も大きい。常磐線の線路を間にして、水府病院の向かい側に建つことになる。
建物の高さは平均6m程度だが、カスミ棟を8mになるという。
今後、8月末までに着工し、17年2月に竣工。3月に開業する見通し。
22日の説明会では、大和工商リース(株)流通建築リース事業部の担当者が「現在、北海道から九州に至るまで土地の有効利用と、雇用を目的にして、大型店を展開しているが、赤塚駅の南口にも商業施設を建設することになった」と話した後、立地法手続きの流れやフレスポ赤塚の計画内容について説明。地元住民らからは、交通渋滞を危惧する声があったが、「交通予測の範囲内で推移すると考えているが、開業後の状況を見て柔軟に対応させていただく所存」と話した。
計画地周辺では、ヨークベニマルの出店も明らかにされているが「最終的に選ぶのは消費者だが、フレスポは複合店のため、十二分に勝機はある」という。
大和工商リースが茨城県内で大型商業施設を建設するのは初めて。