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埼玉県県土整備部

東川地下河川第1期シールド完成/報道関係者に公開

2004/06/25 埼玉建設新聞

 県土整備部河川砂防課および新河岸川総合治水事務所は24日、所沢市内の東川地下河川第1流入立坑で、報道関係者を対象に、現地視察会を開催した。これは約50億円を投じて、平成14年度から着手した第1期工事区間のシールド工事が完了したため。8月中旬からの暫定供用開始を予定している。

 工事にあたっては泥土圧シールド工法を採用、シールド機は最小曲線(R20m)に対応できるよう、中折れ装置を装備しているのが、大きな特徴。第1期工事の完了で、最大1万7000立方mを貯留し、浸水被害を、大幅に軽減できるものと期待されている。

 一級河川東川は、狭山湖付近を基点に、所沢市内の中心市街地を東に流下、市内坂の下で柳瀬川に合流する。川沿いには桜並木があり、住宅も張り付いている。

 東川地下河川は、東川の12~20m地下に、シールドトンネルを設け、台風など大雨の際には、雨水を地下に貯留することで、水害を防ぐもの。

 全体計画は第1期整備区間が断面φ4000mm、延長1200m(第3立坑から第1立坑)。第2期が断面φ5200mm、延長1300m(第1立坑から排水立坑)。



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