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国土交通省羽越河川国道事務所

一丸となって安全確保/建設労働災害防止大会開く

2012/09/27 新潟建設新聞

 村上市内で25日、第24回目となる「羽越河川国道事務所建設労働災害防止大会」が開かれた。会場には、同事務所工事安全対策協議会のメンバー約140人が集まった。同事務所では毎年、現場での労働安全を一層確保することを目的として、建設工事が本格化するこの時期に建設労働災害防災大会を行っている。

 当日は、新発田労働基準監督署の野田恭義署長、村上警察署の小林修治交通課長が講話を披露。また、旭電工㈱が安全管理優良受注者表彰の披露と、安全対策取り組みを報告。さらに、北陸地方整備局企画部の宮川実・技術検査官が工事事故の発生状況と望ましい現場管理について確認。最後に本年度荒川維持管理作業を担当している北陸パブリックメンテナンス㈱の現場代理人である加来幸治氏が代表して安全宣言を読み上げ、安全重点目標を参加者全員で復唱した。

 はじめに会長である宮崎清隆・羽越河川国道事務所長が「建設業従事者の安全で安心して働ける職場環境づくりにより一層推進することが重要だと考えている。各現場ではこれから工事の最盛期を迎える。受注者の皆様には、新たな決意の下、安全対策に取り組んでいただき、安心安全な職場環境が形成されるよう望む」とあいさつ。

 講話では、野田署長が労働災害発生状況と建設業における総合的労働災害防止対策について話し、新発田労働基準監督署管内ではこれまで(8月末現在)に昨年より6件多い8件の労働災害が発生。うち土木工事業では、3件少ない12件であったことを報告。

 小林署長は、交通事故の発生状況などを説明。高速道路の延伸によって車の流れが変わったことで村上署管内における人身事故の発生件数が昨年は198件と200件を割り、一昨年よりも100件近く減少したとした。

 「平成23年度村上維持管内電気通信設備維持工事」で安全管理優良受注者表彰を受賞した旭電工の川村栄三・専務取締役は「今回の受賞を励みにして、これからも、なお一層の安全管理の確保に努め、社会資本整備により社会に貢献していきたい」との決意を表すとともに、受賞の喜びを語った。

【写真=約140人が集まった大会。安全宣言を行った】

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