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埼玉県さいたま市

日進と堀崎で/給食センター後利用は事務所などに改修

2004/06/28 埼玉建設新聞

 さいたま市政策企画部は、小中学校の単独調理室設置に伴い、役目を終える学校給食センターの後利用について検討を進めている。すでに機能を停止している日進、堀崎両センターについては、資料保存や、事務所ほか、駐車場としての複合利用が候補として挙がっている。利用方針が確定すれば、17年度予算に改修費などを計上し、早期利用を図りたい意向だ。

 学校給食センターは、市内5か所に設置。各小中学校へ供給してきたが、単独調理場としての配食により、すでに2か所のセンターが機能を停止、中尾第一給食センターは16年度末の廃止が決定している。

 政策企画部は、跡利用とし全部局に利用希望などを照会。これまでのところ、障害者支援センター事務室や、文化財資料室、堀崎センターでは、手狭となっている見沼区役所の駐車場などが候補に挙がっている。

 日進給食センターは、昭和60年建設。場所は北区日進1-701-1。施設延べ床面積は2584・02㎡。堀崎センターは、見沼区堀崎町12-21に同61年建設。延べ面積は2390・11㎡。

 また、今年度末に閉鎖される中尾第一給食センターは、昭和45年に建設。

 緑区中尾975-1に設置されている同センターは、緑区役所に隣接しているため、敷地内を駐車場として活用する案が挙がっているものの、老朽化が目立っており、既存施設を改修しての再利用は困難な状態なため、具体的な利活用方は確定していない。

 また、鈴谷センターは、中央区鈴谷5-1-1の鈴谷小学校敷地内に設置されているため、同小学校の単独調理場として改修する方針。延べ床面積は535㎡。

 同区本町西6-3-1の与野本町センターについては今後、年次的に計画されている既存の単独調理場改修時の臨時給食調理場として活用する方針だ。延べ床面積は1672・79㎡。



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