上越市高田中心市街地の旧大和上越店跡地で、㈱イレブンビル(小倉潔社長)が計画する『イレブンプラザ新築工事』が着工の日を迎えた。3日には筒井信隆衆議院議員や村山秀幸上越秀幸市長をはじめ、地元関係者、施工関係者らおよそ50人が出席し、現地で起工式が執り行われた。
施設の建設工事は、田中産業・久保田建設JVが受注し、うち電気設備は東光クリエート、機械設備は高菱がそれぞれ担当する。
同事業は、高田中心市街地の旧大和跡地の敷地面積約3952㎡に、S造平屋建て床面積約2040㎡の規模で中心市街地のにぎわい拠点となる施設を整備するもの。
今月中にも基礎工事を完了させ、11月中から鉄骨の建て方に入り、順次、外壁や内装工事を実施する。完成は来年の3月末を予定している。
計画では店舗面積を約1460㎡とし、ドラックストア、飲食店などのテナントスペースを確保するほか、正面中央部には、にぎわい交流広場を整備する。また、施設裏手には41台分の駐車場を配置。既存アーケードは解体せず、そのまま活用し、新施設と接合する。
現在、テナントスペース6区画のうち、4区画への出店者が決まっており、残り2区画についても最終段階としている。
施設設計はアール・アイ・エーが担当。
小倉社長は「かつての賑わいを取り戻せるように、再びこの地が栄える施設としたい」と語ったほか、式典に出席した村山上越市長は「高田らしい趣のある施設として、2核1モールを形成できるよう、当市としてもお手伝いしていきたい」と話す。
【写真=鍬入れを行う施工者】