(財)高萩市住宅公社(理事長・岩倉幹良高萩市長)はこのほど、平成16年度予算と事業計画を公表した。それによる予算額として、4億7801万6000円を計上。このうち土地処分事業では、グリーンタウンてつな住宅団地の一部を高萩協同病院の移転改築用地として処分。また、土地造成事業では同団地における1-1工区と1-2工区の整地工事、宅地分譲事業でモデルハウス設置事業などを進めていく意向だ。
今年度の土地処分事業は、グリーンタウンてつな住宅団地の一部である3haを、高萩協同病院(管理運営・茨城県厚生農業協組連合会)の移転改築用地として処分するもの。処分価格は10億4400万円で、17年度から5か年かけて回収する。
土地造成事業は、グリーンタウンてつな住宅団地において平成6年から6工区を対象に工事が進められており、昨年度は4-1工区でCATVケーブル配線工事等が実施された。今年度は、1-1工区で整地工、1-2工区で公園工に着手し、マンホール周辺の浚渫工やラベンダー移植なども行う。
このほか今年度は、メーカー2社がモデルハウスを設置して、宅地分譲では既存分譲地の早期分譲に努めていく。
なお、16年度事業計画と建設関連の支出は次の通り。
【事業計画】
◆土地造成事業
◇1-1工区整地工事=土工、道路工、道路排水工、雨水排水工、配給水工、法尻排水工、閉塞工、雑工
◇1-2工区公園工事=土工、排水工、施設工、植栽工、移植工、客土工、雑工
◇その他の工事(業務)=マンホール(8か所)周辺の浚渫工、ラベンダー移植工、マンホールポンプ維持管理・団地維持管理
◆宅地分譲事業=昨年に引き続き市の財政支援及び各種販売施策とともに、ハウスメーカーとの連携によるモデルハウス設置事業を展開し、既存分譲地(第2工区の残97区画、第4-1工区の残7区画)の早期分譲に努める
◆土地分譲事業=グリーンタウンてつな住宅団地の一部を、茨城県厚生農業協組連合会「高萩協同病院」の移転改築用地として処分
◇土地の表示=所在地(高萩市大字上手綱字上ケ穂町1010-15外11筆の一部、地目(宅地)、地積(3ha)
◇処分価格=10億4400万円(代金は、17~20年度に2億円ずつ、21年度に2億4400万円を回収)
◇処分の相手方=高萩市
◇備考=道路及び排水路整備工事費は、16年度中に高萩市から受け入れる。代金の回収にかかる支払利息は市と別途協議して決定する