県藤岡林業事務所は7月7日、林道上野大滝線新設改良事業に係る延長265mのトンネン築造工事の入札を執行する。同路線は、上野村楢原から野栗沢を経由して埼玉県秩父郡大滝村に至る総延長3万1、990mで、この林道開設により山村の幹線的な林道網が形成され、山村振興、森林管理の向上が期待される。
本県通過区間は、2万3、900m(新設1万7、915m)で、標準幅員は5mとしており、昭和63年から工事着手し、これまでに5、046mが施工されている。
今回発注するトンネルは、野栗沢から奥菜郷を経て、大滝村中津川集落を結ぶもので、全長は481m(W7m)にも及ぶ。このうち本年施工分は265mで、施工方法はナトム工法を採用する。
また、11年度は開設改良工事延長約450mも予定している。事業費として約6億円を投入する。
なお、トンネルの詳細設計は国土防災技術(東京都港区虎ノ門3-18-5、電話03-3436-3673)が作成した。