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国土交通省北首都国道事務所

設計施工方針が確定/東埼玉道路ダイオキシン対策で

2004/06/30 埼玉建設新聞

 国土交通省北首都国道事務所は、国道4号東埼玉道路の整備にあたり、建設予定地において、廃棄物中および地下水中からダイオキシン類を検出したため、地盤改良に関する技術検討委員会で対応を検討してきたが、このほど審議が終了し、ダイオキシン類に配慮した道路設計・施工を行うことを決定した。また、施工に際しては、モニタリングを行い、事業を実施していく方針。

 越谷市と吉川市に跨る建設予定地の旧廃棄物処分場跡地では、平成14年度に地質調査をした結果、土壌からダイオキシン類が検出されたため、昨年3月に委員会を設置し、ボーリング孔における地下水の再調査などを実施してきたが、旧廃棄物処分場に起因した地下水汚染が生じていないことが確認された。そして、今年5月に開催した第3回委員会において、今後の対応方針については、現地盤を掘削しない施工とすること、十分な盛土厚を確保することが、より安全が維持される工法として承認された。

 今後は、同区域に係る設計を早期に行い、第3四半期に残工事を発注し、年度内に事業中区間の整備を完了する計画。



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