関東地方整備局は例年、工事稼動現場が多くなる11月を「工事事故防止強化月間」とし、安全対策の一層の向上を図っている。29日に公表した2012年度の取り組み内容では、安全協議会などの開催、現場の安全総点検・パトロール、啓発活動―が位置付けられた。
12年度の工事事故発生状況は9月末現在で38件となっており、前年度同日付の31件よりも多い。8月には死亡事故(バックホウ転倒によりオペレーターが死亡)が発生。 このほかにも「架空線などの損傷事故」4件、「地下埋設物の損傷事故」3件、「足場・法面などからの墜落事故」3件など、12年度の重点的安全対策項目に関連する事故が多発している状態にある。