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建設業を代表する重機の「魅力」収録/NHK「大!天才てれびくん」に畔蒜が全面協力

2012/11/13 日刊建設タイムズ

 NHK・Eテレのこども番組「大!天才てれびくん」(毎週月~木曜日、午後6時20分放送)の「乗りすけさん」のコーナーで、建設重機の「油圧ショベルカー」(バックホウ)が取り上げられ、建設業を代表して、㈱畔蒜工務店(畔蒜毅社長、山武郡横芝光町木戸10110)が取材撮影に全面協力。収録した番組の放送日が、明日14日(水)に決まった。


 14日午後6時20分からの番組内で放送

 「乗りすけさん」は、あらゆる乗り物などを紹介するコーナーとして、昨年4月18日の「水陸両用車」(乗りすけ File №1)から放送を開始。番組に出演する「てれび戦士」が、毎回、その道の達人から乗り物などの特徴や性能、機能等について説明を受けたり、中には実際に操作や乗車を体験するという企画。

 これまでに建設関係の乗り物としては、交通規制コーン設置撤去車(乗りすけ File №6)や遮音壁背面点検車(同№22)、ミニローダー(同№30)、草刈機(同№36)などを紹介。今回は建設業の醍醐味の一つで、一般社団法人千葉県建設業協会青年部会が毎年行う、小中学校の児童・生徒を対象とした「建設機械体験学習会」の中でも、一際人気の高い重機の「ショベルカー」に白羽の矢が立った。


 「てれび戦士」が重機操作を体験

 「大!天才てれびくん~乗りすけさん」の番組収録は、9月に㈱畔蒜工務店の第2資材センターで行われた。収録を担当したのは、テレビ番組製作会社の㈱アマゾンラテルナで、担当ディレクターは入沢直樹氏。今回の任務を託された「てれび戦士」は、小学5年生の黒澤美澪奈さん。

 撮影スタッフ一行は、当日午前8時前に㈱畔蒜工務店の本社を訪れ、撮影スケジュールの最終打ち合わせを兼ねて関係者と面談。この席で畔蒜社長は入沢ディレクターらを前に、「地方の建設会社の一つの役割として『地域の安全を守る使命』があるが、その奉仕の意識を持った建設業の地道な活動内容を一般の人はほとんど知らない」との現状を指摘。

 「道路は繋がってこそ有効であり、部分的な開通では意味がない。仕事への理解を得るためにも、建設業のイメージアップを図りたい気持ちは、建設に携わる者として誰でも同じだと思う」と業界の立場を慮った氏は、「本日は丸一日お付き合いさせて頂くが、撮影スタッフ一同も、『建設業の重大な使命を国民に周知する』という我々の思いを理解して収録にあたって頂きたい」と要望。入沢ディレクターもこれを承諾した。

 その後、場所を移して「第2資材センター」での収録では、ショベルカーのオペレーターを同社土木部土木課の林純一氏が担当。撮影スタッフの要望に沿ったショベルカーによるさまざまな作業シーンをはじめ、てれび戦士への重機操作指導、質問や対話のカットなどの撮影に応じた。

 この日の撮影収録終了時刻は、9月でも日の暮れ始める午後6時過ぎ。てれび戦士の黒澤美澪奈さんに収録の感想を聞くと、「重機を動かした時は、『ザク』っと砂利をすくって、『バッ』とトラックの荷台に乗せるのが凄く気持ち良かった」「乗る前には難しそうに思ったけれど、乗っている時はとても楽しかった」「少しだけ工事現場で仕事がしてみたくなった」「建設業で働く人は身体がガッチリして恐い人ばかりだと思っていたのが、(林さんと会って)やさしそうな人でも出来る仕事なんだなと印象が変わった」「ショベルカーを動物に例えると『キリン』。同じ黄色同士で、胴体と首の長さが似ているから」との答えが返ってきた。

 さらに、終日、撮影に同行した畔蒜社長に感想を尋ねると、「この収録が建設業のイメージアップに繋がることを期待したい。聞くところによるとこの番組は、全国的にかなり沢山の子供たちが観ているとのことなので、番組を通じて建設業への理解が深まれば、なお結構だと思う」と総括した。

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