県道路企画管理課は、トンネル緊急安全対策事業として梅田トンネルを対象に、補強工事を実施する。
トンネル緊急対策は、昨年8月3日に上野村乙母地内で発生した国道299号にある父母トンネルで発生した覆工コンクリート片の落下事故を受けて緊急的に実施するもの。
これまでに、落下事故があった父母トンネル(L620m)及び同じ国道299号ルートの上野村にある乙父トンネル(L168m)と、国道462号ルートの神坂トンネル(L414m、鬼石町保美濃山)、同ルートの魚尾トンネル(L142m、神流町魚尾)、沼田土木事務所管内で片品村の国道120号ルートにある一ノ瀬トンネル(L140m)など、10か所で工事を行った。
今年度対象の梅田トンネルは、桐生市梅田町4丁目の主要地方道桐生田沼線にあり、延長が271・5m(W8・5m)のトンネル。工事概要としては、湧水を側溝に導く水抜き導水工をメーンに行う。
工事については、桐生土木事務所から発注され上半期の執行を目指している。