県前橋土木事務所は、主要地方道大胡赤城線単独特別改良工事を保安林解除を待って発注する方針で、順調なら12年早々にも入札の運びとなりそうだ。
同工事は、県が11年度生活密着型公共投資を促進するため創設した1・5車線整備で実施する。本県独自の単独公共となる同整備は、通常予算では対応出来ない比較的交通量の少ない中山間部の道路を対象に、2車線(片側1車線)の規格に合った従来の整備手法に代わって、対向車とすれ違いができるよう待避所、防災施設整備などを実施する。工事費の縮減のほか、工期の短縮などの効果が期待されている。
事業初年度は6路線が新規事業化され、そのうちの1路線として主要地方道大胡赤城線の宮城村苗ケ島地内が事業化された。工事内容は、南側から北側へ向かって、第4工区(谷川拡幅、延長140m)、第3工区(山側と谷川拡幅、延長150m)、第2工区(山側拡幅120m)、第1工区(谷川拡幅100m)となっている。 なお、工事に先立つ詳細設計は地測設計(前橋市大友町2-28-3、電話027-253-3421)が担当している。