土地区画整理事業により所沢駅西口地区のまちづくりを構想する所沢市は、17年3月の都市計画決定を目指している。昭和埼玉支社(さいたま市、電話048-831-4828)がまとめた基本計画については、説明会を6月までに開いており、8月中には市長に報告する。
対象エリアは、西武鉄道車輌工場跡地を中心とした10・6ha。
土地利用計画については、<1>にぎわい創出(中心商業地、業務地)<2>居住(低層住宅地、中高層住宅地)<3>都市広場(公園緑地)の3ゾーンをイメージ。地区中心のにぎわい創出ゾーンには、娯楽・文化・公益施設が一体となる複合アミューズメント施設を想定。
地区内道路は、3・4・10中央通り線、東西道路、南北道路を幹線道路に。区画道路は、幅員8m、同6m。東西道路は、中央通り線と西武線との交差は、アンダーパスによる立体構造を基本としている。
基本計画では、道路地区界測量、公園の現況測量・権利調査などを実施。道路では東西道路ルート検討なども行った。その結果、当初より南北道路は東側へ移り、公園も1か所から2か所(2500㎡と400㎡)に増えた。
今年度当初予算では、1272万6000円のまちづくり促進調査業務委託料を計上。資金計画、事業手法検討、パンフレット作成を含む事業計画を手掛ける。また地区界測量も行う。