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P&Dコンサルが川越市へUNICUS

2013/03/28 埼玉建設新聞

【川越市】㈱ピーアンドディコンサルティング(さいたま市大宮区桜木町1-7-5)は、川越市新宿町1-17-1ほかに「UNICUS川越」を計画している。新設日は2014年11月30日を設定しており、着工は来年の予定。同社によると、施工者を特定し契約を交わしているという。店舗は㈱ヤオコー、㈱ノジマの出店が計画されており、そのほかは未定。同エリアは、11年に民間にぎわい施設整備事業として提案競技が行われ、事業予定者に㈱ピーアンドディコンサルティング、共同事業者にりそな総合研究所㈱が参画。提案では、建物は3階一部4階建て、延べ床面積2万1500㎡とした。 建設地は東武東上線・川越駅から360mほどの距離に位置している敷地面積約7700㎡。大成建設・岩堀建設工業JV、前田建設工業・平岩建設JV、ユアテック・島村電業JV、三建設備工業・埼玉設備工業JV、ダイダン・大クマ工業JVにより工事などが進められている、西部地域振興ふれあい拠点施設(仮称)の用地東側。

 店舗面積は6095㎡、駐車場は1階、3階、屋上部分の3カ所に280台のほか、業務用駐車場を屋上部分へ14台、駐輪場は北側、東側、南西側の3カ所へ180台、荷さばき施設は5カ所に計463㎡、廃棄物等保管施設は3カ所で計71立方mを確保する。

また、提案の中でにぎわい広場整備、地産地消マーケットや地域住民の交流イベント実施、太陽光発電、電気自動車充電スタンド、屋上緑化などを掲げていた。

 提案協議の審査委員会では、施設規模が大きく多くのにぎわいを期待できることや公共施設との接続に配慮し、拠点施設全体の回遊性の向上が図られていること、クリニック、保育所など商業施設以外の施設を設置し公共施設との連携に配慮していること、借地期間(30年間)にわたり意欲的な経営が期待できることなどを評価した。

 施設内での防災・防犯対策では、照明配置を工夫するほか、営業時間中は施設管理員などにより定期的な巡回を行う。また死角をなくすために定期的な植栽剪定を実施する。さらに、営業時間外の店内事務所は警備会社と連携して機械警備を行う。

 街並みづくりへの配慮などとしては、外観デザインおよび色彩は華美な装飾を避け、落ち着いた雰囲気となるようにし、できるだけ緑地を多く確保する。周辺への光害対策では屋外照明などの配置や方向、照度、点灯時間に配慮するとしている。

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