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長野県佐久市

佐久市の新斎場計画/長土呂区が建設地同意書提出/14年着工、15年竣工目指す

2013/03/29 長野建設新聞

 佐久市が長土呂区を建設候補地とする新斎場建設計画で、同区の神津重雄区長をはじめとする役員4人が27日、佐久市役所に柳田清二市長を訪ね、候補地を建設地とする同意書を提出した。昨年5月、受入条件として生活道路の整備や霊柩車の進入道路、環境への配慮など4項目の内容をまとめ、候補地とする覚書に調印していた。

 神津区長は「区民と協議を重ねた結果、条件達成することを前提に建設地として認めていくことに決定した」と語り、同意書を手渡した。柳田市長は「重く受け止め、皆様方のご苦労に感謝する。着実に進めていきたい」と述べた。

 新斎場計画は、小諸市と小海町にある2施設の老朽化に伴い、統合した施設を佐久市が単独で建設するとして進められており、基本設計は、今年1月に行われた技術提案型の公募型プロポーザルにより梓設計・ガド建築設計事務所JVを特定。1650万円で契約に至っている。

 建設地は、最終処分場の隣接地となる佐久市長土呂字上北原地籍873番ほかで、敷地面積は約1万5000㎡。延床面積約3700㎡(1F部分約2700㎡)の建物に、火葬炉7炉と動物炉1炉の計8炉を備える。霊柩車の進入路を整備するとともに、駐車場・構内通路A約8000㎡、緩衝緑地等A約4300㎡を設けるなどの周辺整備を行う。

 事業は2014年度建設着手、15年度の竣工を目指しており、総事業費には35億4130万円が見込まれている。

【写真は同意書を柳田市長に手渡す神津区長と新斎場建設予定地】


ウエブ/同意書を手渡す005096.jpg ウエブ/新斎場建設予定地005097.jpg

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