川口・蕨・鳩ケ谷市の第9回法定合併協議会が12日、鳩ケ谷市役所2階の市民フォーラムにて行われ、新市建設計画などが承認された。また新市の名称は投票の結果、「武南市」に決定した。
同計画では目指すべき将来都市像を、「文化や自然をいかした活力ある生活創造都市」と設定。土地利用構想は、川口駅・川口元郷駅・蕨駅・鳩ケ谷駅を結ぶ都心ゾーン、市域南東部の住工共生ゾーン、同北西部と東部の市街地居住ゾーン、そして同北東部の緑住共生ゾーンの4つに区分けしている。
新市における県の事業は、国道122号(川口元郷地区、里・坂下工区など)の整備、SKIPシティB街区整備(市と共同)、蕨警察署の移転改築、埼玉高速鉄道(株)経営安定化対策など。
新市名称に関しては、「武南市」への反対・苦情の電話が川口市役所へ多数きており、同市が月内に行う5万人市民アンケートへの影響が注目される。また8月1日には蕨市が住民投票を実施。なお次回の法定協議会は、8月11日(水)の14時から、鳩ケ谷市役所にて行われる予定。