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14年度事業着工へ/国への要望決議採択/関川用水推進協

2013/04/12 新潟建設新聞

笹ヶ峰ダムをはじめ老朽化した関川水系の基幹的農業用水利施設の改修、更新に向けて、上越市、妙高市および関川水系の関係土地改良区連合で構成する『国営土地改良事業関川用水推進協議会』(会長=村山秀幸上越市長)は10日、第2回総会を開き、国へ早期事業着工を求める要望決議を採択したほか、現在までの事業計画案などを了承。また、2014年度に予定される事業着工を前に、これまでの『関川二期地区』から『関川用水』への地域名称の変更について審議を行い、全会一致で承認された。

要望決議では、関川水系の農業用水利施設が、供用開始から30年以上経過し、老朽化により補修と更新整備が急務となっていることを訴え、14年度の確実な事業着工を要望している。

村山会長は、「笹ヶ峰ダムをはじめ国営の土地改良施設は、上越にとってなくてはならない水利施設であり、一足も早い安定供給体制を」と協力を求めたほか14年度の事業着工に向けて「ことしが正念場である」と強調した。

笹ヶ峰ダムや頭首工、幹線用水路などの関川水系の農業水利施設は1968~82年までに、国営関川農業水利事業として整備され、供用開始から33年が計画したことから、老朽化による機能低下により農業用水の安定供給に支障をきたしており、国営土地改良事業としての改修、更新が求められている。

11年度からは、地区調査として事業計画の策定が進められており、昨年度には、当初の計画から1年前倒して14年度からの事業着手が報告されていた。

【写真=要望などを決議した】


関川用水地区推進協議会総会005707.jpg

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