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長野県建設部道路建設課

県道路建設課/道路事業概要を委員会に示す/国道31、地方道48、県単182カ所

2013/04/19 長野建設新聞

 県道路建設課は、18日に開かれた県議会危機管理建設委員会において、新5カ年計画に基づく道路事業概要を示した。本年度は、補助による国道31、地方道は48、県単による改築は182カ所で計画している。

 県の新総合5カ年計画では、最終年度となる2017年度に高規格幹線道路供用延長338km(12年度末L331km)、国・県道改良率67.5%(同66.2%※推計値)の目標を据えており、13年度には、補助事業による国道整備31カ所(152号小道木バイパス、153号伊那バイパス、403号矢越防災、403号中央橋架け替え、等)、同じく地方道48カ所(佐久小諸線佐久市岸野~高瀬、伊那生田飯田線飯島町田切、内川姥捨T線千曲市冠着橋、千国北城線小谷村~白馬村栂池、等)を計画。上槻木矢ヶ崎線(茅野市粟沢)や駒ヶ根長谷線(駒ヶ根市中沢)、大町麻績インター千曲線(大町市トンネル下)、川上佐久線(小海町本村)、中野小布施線(中野市延徳)など県単による道路改築は182カ所としている。

 主要施策のなかでは、緊急輸送路の防災対策強化として改築(矢越防災、飯田富山佐久間線、ほか)をはじめ街路、橋梁耐震補強、法面防災を重点的に実施していく方針で、道路見える化では「イライラ」「ハラハラ」箇所の解消を行っていく。

 計画調査においては、松本糸魚川連絡道路の整備に向けた調査・検討を進めていく考えで、概ね時速60km以上の確保、主要交差点の立体化、2車線等を基本方針に、区間の市街地を除き現道活用の方向を基本路線としている。

 長野自動車道と直結する(仮称)安曇野北ICから大町市街地南の間は、設計速度80km/時や本線出入口を集約化しインターチェンジ形式とするなどの道路構造。新設区間となるICから安曇橋までの間は、11年7月に公表した概略ルート案をベースに、治水面での安全性や地下水への影響などの調査を行って、地元意見も踏まえてルート検討を行う。

 大町市以北の市街地区間については、連絡道路の位置づけや地域の意見を踏まえて、整備のあり方を考えていくとしている。

【エクセル表は松本糸魚川連絡道路の計画】


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